瓶詰地獄/夢野久作
ミステリーっぽいけど完全に謎は解けない感じ。短いし、青空文庫にあるので気軽に読めますよ。ただし昔の作品なので文章がちょくちょく難しいです。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2381_13352.html
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死都ブリュージュ
(引用)沈黙と憂愁にとざされ、教会の鐘の音が悲しみの霧となって降りそそぐ灰色の都ブリュージュ。愛する妻をうしなって悲嘆に沈むユーグ・ヴィアーヌがそこで出会ったのは、亡き妻に瓜二つの女ジャーヌだった。世紀末のほの暗い夢のうちに生きた詩人・小説家ローデンバックが、限りない哀惜をこめて描く黄昏の世界。
こう見えて元タカラジェンヌです
現役時代「情報量が多いおじさん」を演じることに定評があった天真みちるさんのエッセイ本。人見知りでシャイ→宴会中盤で話題が尽きたときの沈黙に耐えられない…→そうだ、宴会芸披露だ!となる発想の斜め上ジャンプがそこかしこに見えて面白い。繊細な感性+天真爛漫を両立するとこうなるのか!というエピソードが満載。
禁忌習俗事典 タブーの民俗学手帳
日本の様々な地域で伝わるタブーに関する奇妙な言葉を集め、解説した民俗事典です。「鍛冶屋をする:墓掘りに使った鍬などを直ぐに火に焼いて穢れを清める(土佐)」といった、穢れ・忌み・祟りなど目に見えない何かを恐れた結果、それらへの対処法が生活や言伝に組み込まれていったのが分かり、興味深いです。
日本橋本石町やさぐれ長屋/宇江佐真理