適当にでっち上げた因習をアゲて
菜器女(なきめ)
D県Y市西部の一部集落に存在する職業。コミュニティ内で葬儀を執り行う際、故人の棺に取りすがって泣きわめくことで、滞りなく霊魂が成仏できると伝えられている。五種の野草を象った装束を着ている。
D県Y市西部の一部集落に存在する職業。コミュニティ内で葬儀を執り行う際、故人の棺に取りすがって泣きわめくことで、滞りなく霊魂が成仏できると伝えられている。五種の野草を象った装束を着ている。
大吉さま
x県b市。こけしのような人形の胴部に「大吉」とほってあり、家のトイレに飾ると良いことが起こると言われている。しかし、上下逆にして飾ると良くないことが起こる。もとは呪いの一種で、上下逆にして飾る方が先であると考えられている
ほうすいさま
■■市に存在する、5歳〜18歳の女の子は、枕元に人形を置いて眠らないといけないという因習。■■市で信仰されている土着神に、生贄として若い少女を捧げていたという伝承が元とされる。人形を置いておかないと「ほうすいさま」に連れていかれる、と■■市の住人は口を揃えて言う。
ボットウサン
東北地方の海岸沿いにて、その年最初の漁に出るときに大小問わず一人は同舟する役職。漁場に到着次第、古米をパラッパラッと投げ入れながら「ボットウボットウ、ボットウサン。イッペサガナヲトドケデケレヤ、オラダガカツエネサガナヲケレヤ、ホー」と唱え、清酒を撒くボットウ式は今や一部地域にしか伝わっていない。
ふへう
◼️◼️村では30年に一度、健康な成人男性1名の突起を全て削ぎ落し、神社の奥に吊す。これを「ふへう」という。生きた「ふへう」の肉は万病に効くとされ、村人は「ふへう」が死なないように30年かけて利用する。徳川家康のエピソードで知られる「封(ほう)」との関連性が疑われるが、確証に至っていない。
lycanthrope(ライカンスロープ)
アメリカ・ユタ州のとある山麓にある集落リカオンの因習。狼を象った石像が500mおきに集落を囲むように点在しており、リカオンの民はこれに近づいてはならない。近づいた者は上下の犬歯を抜くlycanthropeという儀式を強制される。
麻壺(マーフー)
かつての科挙において息子の学業成就祈願のために、母または祖母が自身の髪・爪・皮膚・血を入れて人通りの多い道に埋めていた。現在では土地開発の際の深刻な問題となっている。