あなたが好きな和歌(できれば現代語訳含めて)を教えて
私が好きなのは千載和歌集の
「君やあらぬ我が身やあらぬおぼつかな頼めしことのみな変りぬる」(あなたは昔のあなたではないのか。私は昔の私ではないというのか。わからないなあ。約束してあてにしていたことが、すっかり違った結果になってしまった。)
「君やあらぬ我が身やあらぬおぼつかな頼めしことのみな変りぬる」(あなたは昔のあなたではないのか。私は昔の私ではないというのか。わからないなあ。約束してあてにしていたことが、すっかり違った結果になってしまった。)
誰かまた花橘に思ひ出でむ我も昔の人となりなば
「自分も誰かに橘の香りで思い出されるんだろうか」(意訳)
古今和歌集と伊勢物語に載っている「五月まつ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする(橘の香りをかぐと、昔の恋人の袖の香りを思い出す)」という歌をふまえている。
「思い出す」動作主が入れ替わっているのが秀逸