海を漂流していた豪華客船。なぜか死体が見つからない船内に残されていた日記の内容を教えて
19××年 7月28日
今日も美しい海を眺めながらワインを飲む。
長年の貯金をはたいた甲斐があったというものだろう。家内も娘もこのクルーズに満足してくれているようだ。
今のところトラブルの類いは起きていないが、どうも船を行き交う乗務員の表情に不安が浮かんで見える。
杞憂に終わればよいのだが。
今日も美しい海を眺めながらワインを飲む。
長年の貯金をはたいた甲斐があったというものだろう。家内も娘もこのクルーズに満足してくれているようだ。
今のところトラブルの類いは起きていないが、どうも船を行き交う乗務員の表情に不安が浮かんで見える。
杞憂に終わればよいのだが。
19xx年 7月16日
ついに待ちに待った出航の時だ
いまだに信じられない。自分が大海原にくり出すことになろうとは。それもドレイではなく一人の船員として
それもこれもあのかん大な船長とおれを引き合わせてくれた神のおかげだ
そうだ、彼にちゅう房へ呼ばれているのでもう行かなければ