デカルト入門にオススメの本/読むポイントを教えて
最近デカルトに興味があるのですが、どこから入ればよいのか分かりません
「これだけは読んでおけ!」や 分かりやすく噛み砕いてあるような本があれば教えていただけると嬉しいです!(読むときのコツ ポイントなどもあればぜひ!?)
「これだけは読んでおけ!」や 分かりやすく噛み砕いてあるような本があれば教えていただけると嬉しいです!(読むときのコツ ポイントなどもあればぜひ!?)
(続き2)
デカルトの本といえば、最近、『デカルトはそんなこと言ってない』という愉快なタイトルとお洒落な装丁の本が出たのですが、その軽妙なスタイルに反して、中身は割とガチガチにデカルトの文章を厳密に解釈していくという中級者以上向けの本で、かつ文体も難しめなのでオススメしません。
(続き)
デカルトの著作は複数の翻訳がありますが、ちくま学芸文庫版が手に入れやすいです。
新書や文庫で手に入る解説書はこれらなどです。
⚫︎小林道夫『デカルト入門』ちくま新書(デカルト研究者の本で、文体はやや難しめ)
⚫︎冨田恭彦『デカルト入門講義』ちくま学芸文庫(新しく、上の本よりは読みやすいと思います)
新書や文庫で手に入る解説書はこれらなどです。
⚫︎小林道夫『デカルト入門』ちくま新書(デカルト研究者の本で、文体はやや難しめ)
⚫︎冨田恭彦『デカルト入門講義』ちくま学芸文庫(新しく、上の本よりは読みやすいと思います)
デカルトの議論の概要をつかむ
デカルトと言えばその懐疑論が有名です。その概要は、伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』第3章や戸田山和久『知識の哲学』第6章で解説されています。どちらも読みやすく20〜30ページなのでまずはこれらを読んでみるのがよいと思います。さらに興味があれば、新書や文庫で解説書やデカルトの著作が手に入ります。
殿堂入りの質問
(続き3)
①現実的にありそうか
②現実的にはともかく、そのように考えることはできる
この2つを区別することが重要です。たしかに現実的には、私が夢を見ているなんて馬鹿らしい、あるわけないと思うでしょう。でも、冷静に考えればそうである“可能性”は実は簡単には消せないのです。ここがミソです。