参考書を開いたつもりが、なぜか中から悪魔が出てきた。その日から奇妙なことが起こるようになった。
悪魔曰く「仕事じゃないから代償はいいよ」。
おかしな奴だが、悪い気はしない。そんな日々に慣れた頃、悪魔は真剣な顔付きで問うてきた。
「記憶ってどうすればなくせると思う?」