芋虫/江戸川乱歩
誠に変なことだけれど、その慌ただしい刹那に、時子は、闇夜に一匹の芋虫が、何かの木の枯枝を這っていて、枝の先端のところへ来ると、不自由な我が身の重みで、ポトリと、下の真っ暗な空間へ、底知れず落ちて行く光景を、ふと幻に描いていた。
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電話がなっている。君からだ。