作者自身が登場する小説を教えて
太宰治のダス・ゲマイネのような、作者自身が作中に登場する小説が知りたいです
吉田篤弘『フィンガーボウルの話のつづき』
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』
アリスシリーズ/有栖川有栖
ミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」
作品の全体が語り手「私」による創作であることがはっきり明言されており、書き出しでは登場人物がどのように発想されたかがあけすけに語られます
カート・ヴォネガット「スローターハウス5」
実際に自分が行ったのと同じ戦場に赴いた主人公の視点から物語を語りながら、そばにいた少年兵の一人としてヴォネガット自身が登場します ほかにも「チャンピオンの朝食」では途中から作者が作者として出てきて主人公にあることを伝えに来たり、ヴォネガットにとっては十八番みたいです
虚実妖怪百物語/京極夏彦