物語の起承転結の「起」「承」の部分を面白くする工夫の例をアゲて
起・承の部分はどうしても人物や設定や世界観の説明的な描写が多くなり、退屈になりがちという問題があると思います。
貴方の好きなコンテンツ(映画、漫画、舞台等)においては、物語の「起」「承」を面白くするためにどのような工夫がなされているでしょうか。
また、その工夫に関する書籍があれば教えてください。
貴方の好きなコンテンツ(映画、漫画、舞台等)においては、物語の「起」「承」を面白くするためにどのような工夫がなされているでしょうか。
また、その工夫に関する書籍があれば教えてください。
中盤〜終盤のシーンを一瞬だけ出す
例えば、山の中に恋人の死体を埋めるシーンを一瞬入れてから恋人との日常シーンが始まる、みたいな
謎を示して「ここからどうやってあのシーンに繋がるんだろう」と思わせる手法はいくつか見たことがある
謎を示して「ここからどうやってあのシーンに繋がるんだろう」と思わせる手法はいくつか見たことがある
簡単でいいので謎を作る
『朝起きた。母に挨拶をした。ご飯を食べて学校にいった』
みたいな文章があったとして、
『朝起きた。母に挨拶をした。嘘だ。ご飯を食べて学校にいった』
『嘘だ』という謎を入れることで、「何で嘘付くんだ?」「何が嘘なんだ?」とそれを確認するまでは読み進めるかという気にさせる。
みたいな文章があったとして、
『朝起きた。母に挨拶をした。嘘だ。ご飯を食べて学校にいった』
『嘘だ』という謎を入れることで、「何で嘘付くんだ?」「何が嘘なんだ?」とそれを確認するまでは読み進めるかという気にさせる。
有名作品を元ネタにする
タローマンという特撮作品では、第一話から説明なしに謎の怪獣と巨大ヒーローが戦うのですが、見るからにウルトラマンのオマージュなので「そういうものか」と受け入れられました。起承なしで急に転から始まるようなレアケースだと思います。
謎を出す、謎を引っ張る
あの事件の真相は?私は何者か?あの人の正体は?など、未解決の出来事を提示して興味をひく。時々手がかりを示してさらに引っ張る
異世界あるあるを次々に出す
動物の世界(ズートピア)やロボットの世界(ロボッツ)、おもちゃ目線の世界(トイストーリー)など、異世界が舞台の作品においては、世界観や人物の説明的シーンがそもそも退屈でなく、異世界の描写に見入っていたらいつの間にか起・承が完了していることがあります
わかっていることが全くない状態から始める
他の方が仰っていた「謎を出す」の応用です。最近読んだSF小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」では、冒頭で主人公は謎の部屋で記憶喪失で目覚め、読者と全く同程度の情報しか持っていない状態から始まりました。
起にインパクトのある出来事を出す
「親方!空から女の子が!」みたいな。その後の、キャラによるその現象の説明が導入の役割を果たす。
承はキャラを追加する。物語が崩れることもあるけど、序盤の登場人物が少なければ二、三人くらいならどうにかなる。そしたらまた新しい展開に持っていける。
承はキャラを追加する。物語が崩れることもあるけど、序盤の登場人物が少なければ二、三人くらいならどうにかなる。そしたらまた新しい展開に持っていける。
短編完結を繰り返す
特にニチアサの特撮作品がそうなのですが、一話完結の作品を繰り返しながら徐々に情報が小出しにされて大筋の物語も進んでいくというスタイルにすると、まんべんなく面白いと思います。
ホラーから入る
クレしん映画に多いのですが、前半のホラー的な面白さに見入っているうちに、気づけば自然に起・承が終わっていることがあります。後半は活劇でも、前半をホラーにするのも一つの手だと思います。
説明を捨てる