あなたが創作したショートショートをアゲて
こういう使い方もできるのかなと思って。
テーマは『質問』または、自由。
回答にタイトル、コメント欄に本文を書いてください。
テーマは『質問』または、自由。
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「いいか、ギリギリ許されるのはレモンまでだ」
声を荒げた俺を怯えた目で彼女が見つめる。そんな顔をされても、今回ばかりは引くわけにはいかない。大皿の揚げ物へ勝手にレモンをかける。そこにはレモンをかけてあげたい、という思い遣りと食べ方の自由への渇望がある。思想の対立だ。だが彼女がしたこの所業は違う。
「なぜ全てのエビフライの尻尾だけ先に食べるんだ」
「なぜ全てのエビフライの尻尾だけ先に食べるんだ」
赤ずきんとおばあちゃん
「おばあちゃんのおめめは、どうしてそんなに大きいの?」
「お前のことをよく見るためだよ」
「おばあちゃんのお耳は、どうしてそんなに大きいの?」
「お前の話をよく聞くためだよ」
「おばあちゃんのお口は、どうしてそんなに大きいの?」
「気にしてるからそれ以上はやめてくれるかい?」
「お前のことをよく見るためだよ」
「おばあちゃんのお耳は、どうしてそんなに大きいの?」
「お前の話をよく聞くためだよ」
「おばあちゃんのお口は、どうしてそんなに大きいの?」
「気にしてるからそれ以上はやめてくれるかい?」
ファイナルアンサー?
そう、司会者は問うた。僕は別室で目の前のモニターを固唾を飲んで見守る。ゲストは「はい」と答えた。その途端、煩いサイレンの音が鳴り響く。僕は舌打ちをした。国のためとは言えこの仕事は何回もやりたいものでは無い。側にあったスタンガンを手に取り、呆然とした回答者を映すモニターを残して僕はスタジオに向かった。
「髪の毛とかしますね、いいですか?」
床屋は私の頭に何かの薬品をかけはじめた。