黒ずくめの女と、全身真っ白の若者。コンビニの袋から取出し、若者は呟いた。「悪魔のおむすび、ね」
「ンなわけないでしょ、てかその呼び方まだ続けんの、一応立場は敵よアタシ?」
「僕は先輩の人柄を尊敬してるんです。堕ちたってむしろ僕らを心配してくれてるでしょ、それが嬉しくて」
「なら、コッチ来る?その食い物より刺激的な毎日よ」
「あー…遠慮しますわ。あくまでも、天使なもんで」