修学旅行でインフル大流行
罹患率は脅威の80%超。島にひとつしかない小さな診療所は我が校の生徒で芋洗い状態になり、みな横になれる隙間を探してゾンビのように彷徨う。まさに地獄絵図であった。
その悲劇の渦中、私は「どうか最初の感染者が私であることがバレませんように」と祈っていた……。