小学校で自然と触れ合った瞬間
夏。緑を湛える桂の木をメロンソーダのグラスを大きくしたようだと思った瞬間。
秋。窓から吹き込む「紅葉」の合唱と楓の甘い香りをゆっくり味わいながら図書室に向かった瞬間。
冬。新雪が積もる中庭の丘を登って寝転んで、雪空を眺めた瞬間。