母が死ぬ前からあった星だけど母だと思うことにしました
この夏を正しい水で満たされるプールの底を雨は打てない
木下龍也さんの短歌です。上の二首は「つむじ風、ここにあります」に、最後の一首は「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」に収録されています。他にもいくつかありました。